「3年間本当にありがとう!」

「ゆりりん 何言ってんの!俺らはこれからも仲良くやろうぜ??」

「そ、そうだよね!!!」

「夢莉愛!頑張るんだよ!またあとで結果教えてね!」

「ん?何が?!」

そう言って 芽育と北人くんは走って行った

「それにしてもお花綺麗だなあ」

花壇も今日で見納め、、、

「おい夢莉愛」

「勇くん?どうしたの?ってなに?!これ!」

「本当は本物の向日葵上げたかったけど季節的になくて、造花になっちゃったけど。」

「え、、嬉しい!ありがとう!」

向日葵の花束だった 春だから
造花だけど私が向日葵好きって知ってて
選んでくれて 本当に幸せだ。

「あと、これ。俺のお嫁さんになってください。絶対幸せにする。後悔はさせません。」

指輪をくれた。
私今プロポーズされてる?
幸せすぎて 泣いちゃった。

「私でいいの?」

「お前じゃなきゃダメなの」

「よろしくお願いします」

「おめでとう!!!!!!!!」

芽育と北人くんが走ってきた
こうして 卒業式後の記念撮影など
終わっていよいよ みんなとお別れだ。

「お食事だね、、緊張する」

「俺も」

「じゃあ、勇くん またあとで!」

「おう。」

こうして 私はママと一緒に
アパートへ
勇くんは 実家へ戻った。

「ママ、夢莉愛ね、本当に勇くんが好き」

「うん。知ってる。10年前のヒーロー 。
ハンカチ貸してくれた王子様でしょ?」

「うん」

準備を終えて お食事会場へ向かった。

「はじめまして!佐々木夢莉愛です!」

「母の花珠です」

「え?花珠ちゃん?」

「、、、、?」

「私よ!川村陽菜乃!!」

「俺は勇斗!」

「えー!嘘!勇征くんのママパパって2人だったの?!」

私と勇くんはこの状況が分からなかった。
3人の興奮が収まり話を聞くと

ママは私に内緒にしてたけど
パパが亡くなるまで モデルをしていたらしい。パパは雑誌 pyon の 社長で
ママと 陽菜乃(ひなの)さん と
勇斗(はやと)さん この3人が
pyon の売りだったとか、、、。

「あなたたちパーティーで会わなかった?」

「お会いしました!」

「あ、夢莉愛は 涼太の友達だから行ってたって思ってたでしょうけど パパのおかげでもあるのよ!」

そうだったんだ、、。
パパとママもすごい人だったんだ。
もしこれを知っていれば 麻里さんに
言い返せたかな、、なんて。

「父さん母さん 花珠さん お話があります」

「勇征あらたまっちゃってどうしたの?」

「俺は今日夢莉愛にプロポーズしてOK貰ったんだ。絶対幸せな家庭を作るし 夢莉愛のことずっと守るから 許してくれませんか」

「私からもお願いします!」

「ゆりちゃん。こんなツンデレでドSっ気の強い男だけどよろしくね」

「勇くん、、夢莉愛をよろしくお願いします」

「ありがとう!!!」

「式はどうするんだ?」

「式は 北人たちと一緒にあげようと思ってる。」

「ママ!芽育と北人くん結婚するのよ!」

「お金のことは心配しなくていい 場所は決めてあるのか?」

「北人達はハワイがいいらしい、俺もハワイがいい。 夢莉愛は?」

「え、ハワイ?!」

「いや?」

「いや、そんな立派な、、」

「じゃあ決まりだな!」

「明後日の3月3日 あいつら籍入れるみたいだからその後集まろうって話にしてるんだ。」

「じゃあまた明後日」

「おう、親父ありがとう。」

こうして 話は進み 明後日
式の打ち合わせをすることになった。

家に帰ると、、、

「幸せ」

そう言って勇くんが優しく抱きしめてくれた

「私も幸せ」

「振られたらどうしようってずっと不安だった。」

「勇くん以外なんてありえないよ」

「よかった。」