「あーーもうっ!!分かってるよ!」
「ふふっ」
「はぁ……菜々花、好きだよ」
「えっ?!……え、何急に?」
「お前が!彼氏感出せっつったんだろ?!」
「それ、彼氏感出てるの?」
実は、私たちは付き合ってる。それも、小6のときから。今は高2だから……6年目、かな?
「菜々花は?」
急に小さな声で私の耳に口を寄せて言った将夜は真っ赤になっている。
「あははっ!将夜、真っ赤ぁ〜」
「だー!!いいから!菜々花はどうなんだよって聞いてんの!!」
いつもの私なら、はぐらかして逃げてただろう。でも、好きと言って、返ってこないことがどれだけ悲しいか、もう既に経験済みだ。
「……私は、将夜が大好きだよ!」
思いっきり叫んで言うと、もちろん登校中の他の生徒たちも聞いていて。何やらヒソヒソと話している。
将夜はさらに真っ赤になっていて、完熟トマト並だ。
「だ、だ、だ……?!」
「うん。大好き、大好き、だぁいすき!」
「ふふっ」
「はぁ……菜々花、好きだよ」
「えっ?!……え、何急に?」
「お前が!彼氏感出せっつったんだろ?!」
「それ、彼氏感出てるの?」
実は、私たちは付き合ってる。それも、小6のときから。今は高2だから……6年目、かな?
「菜々花は?」
急に小さな声で私の耳に口を寄せて言った将夜は真っ赤になっている。
「あははっ!将夜、真っ赤ぁ〜」
「だー!!いいから!菜々花はどうなんだよって聞いてんの!!」
いつもの私なら、はぐらかして逃げてただろう。でも、好きと言って、返ってこないことがどれだけ悲しいか、もう既に経験済みだ。
「……私は、将夜が大好きだよ!」
思いっきり叫んで言うと、もちろん登校中の他の生徒たちも聞いていて。何やらヒソヒソと話している。
将夜はさらに真っ赤になっていて、完熟トマト並だ。
「だ、だ、だ……?!」
「うん。大好き、大好き、だぁいすき!」

