「ふぅん？私、実は結構結城くん好みなんだよねぇっ！告白してくれたら、おっけぇしちゃおっかなぁ！」
煽りっていくスタイルで、どうでるかな、将夜。
「はぁっ?!絶対駄目だ！お前、オレの彼女ってこと忘れてんのか?!」
さすが将夜くん。お馬鹿さんは、嘘かもっていうことを考えないんだからほんとに……
「ん？忘れてないよぉ？将夜が、あまりにも彼氏感出さないからぁ〜心配でぇ〜」
将夜は本当に単純バカだから、私の嘘を完全に信じきってたらしい。
これは騙そうと思ったらいくらでも騙せるな。……なんて、悪魔みたいな考えをしてる私がここにいるってことを知らずに、将夜は見事に騙されて叫んでる。
「なんだよーーー！！無駄に焦ったわ！なんだ……もう、本当にお前って厄介だな！！頭いいから騙すのすげぇ得意だしさ?!オレは玩具じゃねぇんだからな?!遊ぶなよ?!」
「え、何それぇ？玩具じゃないって言っときながら、遊ぶなってなんか変じゃなぁい？」