アタシがアンタを好きになるなんて絶対にあり得ない


ああ、なんでこんなことになったんだっけ。

退屈な授業が始まり、先生の声をぼんやり聞き流しながら、現実から逃げるように、ことの始まりを思い出していた。



それは、そう。全ての始まりは、それは大体1年前の去年の入学式の時。アイツに第一回の告白をされた日のことだ。