「っっっっっっっっっ!?」

私は声にならない声をあげ、苦痛にもがいた。

その体を、兵士達が押さえつける。

「な!?や、やめて!やめなさい!」

黛さんが言うが。

「私が聞きたいのはそんな言葉ではない」

大江は突き刺さったフォークの上に手を置き、体重をかける…!

「っ…っっっっ…ぁぁあああぁあっ…ああああああああああ!!!!」

視界が歪むほどの大量の涙を流し、私はケダモノのようにうめいた。

痛い!

痛いいたいいたいいたいいたいいたいいたいイタイイタイ!! 

「可哀相に…こんなに涙をこぼして…もっと奥までえぐり込んだら、さぞや痛いだろうねぇ…」

「うあああああああああ!!ああぁああぁあぁぁぁぁあぁっ!あぁああぁあぁぁあぁぁあぁぁっ!!」

まるで言語を忘れたかのように、私は不明瞭な声でわめき散らすしかなかった。

これ以上されたら気が狂ってしまう。

限界以上の痛みに、脳が強制的に意識を断ち切ろうとしたその時。

「もうやめてぇっ!」

黛さんが叫んだ。

「わかった!わかったから!機関に戻るから!それ以上ななみちゃんに酷い事しないで!」