南の島のクリスマス(十年目のラブレター)

 ジローズで食べるバーガー…久しぶり過ぎて、また溢れて来る涙で塩っぱかった。


    でも大きくて
      美味しくて

     昔に戻って行く。


 店を出てからは薫も言葉少なくなり二人歩いて20分位のアタシの家に…。玄関前まで来ると止まる足。


   懐かしい家の灯りに胸が熱くなる。


二階を見上げるとアタシの部屋に電気がついていた。


「ほら、入りなよ。未来のうちやろ、アンタが帰る場所やないん?ここは。」


     それは分かってる。
    それでも(すく)む足。