春先の3月の夜中に鳴り響く雷鳴(らいめい)の中で
 突然、夜の静寂さを奪うように鳴り響く
      電話のベル。


 暗闇を照らす雷光に浮かび上がる暗い自分の顔。一瞬だけ部屋が明るくなってすぐにまた暗くなる。


  期待してみても虚しいだけだと
     分かってはいても…



  心の片隅で期待してる自分。