南の島のクリスマス(十年目のラブレター)

「なんで!?」なんでよ!?そんなわけあるはずないじゃん!さっきまでここにいたじゃん!」


涙でグズグズになっていく声でくってかかった。


「薫も托もいたよね!?見たよね!触れたよね!」


「ああ…」
「いたよ…さっきまで。」


「じゃ、さっきまでいたのは誰!?准じゃないの!ねえ!」
アタシを抱きしめたまま困り果てた薫。


「この7日間…そばにいてくれた准は…」


「幻だっての!」


「さっきの結婚式も…この指輪も…」


「全部嘘だったって!?」