南の島のクリスマス(十年目のラブレター)

      ーーーーPM9:49


 薫にホテルのトイレに連れて行かれドレスを着せてもらった。


ウエディングドレスとは言っても、ただそれはその時着ていたダークブルーのワンピースの上にマントのように羽織るだけのものだったけど…



ーーそれでもアタシと准には十分過ぎるプレゼントだった。



化粧室に入り、ドレスを着て、ティアラを髪につけて薫のお姉ちゃんから借りてきた少し大きめの輪っかがいくつかついたイヤリングをつけた。



「うん…なかなかイケてるかも。未来…綺麗。」
「ありがと…」


「じゃ化粧直しして行こ。准が待ってるから」
「うん」