南の島のクリスマス(十年目のラブレター)

それから托が陣取りしていた
  海に面したデッキの席について
   アタシが買ってきた
    シャンパンとフライドポテトで
   ミニパーティ。



「托、アンタシャンパンとか洒落(しゃれ)たもん飲んで大丈夫?飲んだことないやろ?人間変わったりせん?」

「大丈夫だって、俺って酒強いからさ。」
「何が『からさ』よ、准がいるからって都会っ子ぶるな!」



   薫の高速パンチを寸前で()ける托。



「そうだ!ここでみんなで写真撮ろうぜ!」
    と托が自撮り棒を出す。


「アンタ、そんなんいつ買ったん?」
「まあまあ、いいじゃん今日くらいは許してやってよ、薫」


「ほら、准もそう言ってんだからさ」


    ーーはい!マルチーズ!