南の島のクリスマス(十年目のラブレター)

「未来!こんなとこでどうしたの!?」


   ––––––それはアキ姉。


「アキ姉…アキ姉の足の下の紙袋…」
「紙袋?あ、これ?」
「はい。」
「ありがとう。」
「これ…もしかして彼氏にプレゼント?」



「うん…ごめんアキ姉、もう時間がないの。」



「どこに行くの?」
「広場のツリーのとこ。」


「じゃ、こっちおいで!近道があるから。」


 アキ姉に手を引かれ、その近道を走る。手にはもう落とさないようにしっかりと紙袋を持ってーーーー。


   ーー准…今すぐ行くから。