「み〜らい!」
「薫…」

「どう?今日着ていく服は決まった?」
「かおる…」



必死に抑えていた気持ちが薫の顔を見たことで一気に噴き出してきた。



「戻ってくるかなあ…准」


すると薫は思い切りアタシの頬を叩いた。


「未来!今日ぐらいちゃんとしいよね!」
「かおる…」


「准のこと好きじゃないん!?」
「准のこと信じてないん!?」


「准は約束を破るような奴じゃないよ!」
「未来が一番分かってるはず!」


「未来がちゃんと信じてあげなきゃ…准が可哀想だよ!」


いつになく未来をきつく叱った薫。