南の島のクリスマス(十年目のラブレター)

 島の喧騒(けんそう)をよそに
  ひとり部屋の中で、
   その様子を外巻きに見ていたアタシ。



准が帰ってからというもの、外へ出る気になんかなれなくて部屋にずっとこもって、あの日二人で作ったジグソーパズルやモアイ像の前で撮った写真を眺めて過ごした。



   日記さえも寂しい限り…



   10年前に書いたものという気がしない。
    今のアタシと同じ気持ちの日記に
   不思議な感情に襲われても…
      それすら感じないように
     なりかけていた。