南の島のクリスマス(十年目のラブレター)

アタシを抱きしめたまま夜空を見上げた准の横顔が悲しそうに私には映った。


「未来?」
「ん?何?」
「降るといいな…100年に一度の雪。」
「うん…」


   ーーどうか…神様…お願いです。
   アタシを准とずっとずっとずっと…
     一緒にいさせてください。


   夜空に(きら)めく星に願いを込める。


 ただ頷くことが精一杯で、それ以上の言葉を見つけることができずにいた。ただちょっとだけでもまた准と離れ離れになることが悲しくて、怖くて…それが最後の別れになってしまいそうで…


    悲しかったんだよーーーーー。


何かをふっきるように
「おやすみ!今日もすっげー楽しかった!」
と准がアタシのおでこに軽くキスした。