南の島のクリスマス(十年目のラブレター)

結局、薫の電話は…


うちのお母さんが『アタシが全然帰ってこないからと』方々に電話しまくってるらしかった。



「ヤバ!お母さんが探してるって。」


 アタシも准も慌てて洋服を着て民宿を出た。そして家の近くの自販機の所まで
送ってもらった。家に帰ると案の定、お母さんはカンカンで言い訳をする余地も与えない。


「アタシももう27なんだし、いい歳なんだからそんな言わんでんええんじゃないん?」

「何言ってるんね!いい歳やからやろ!」


結局、言い争ったまま二階へ上がって布団を被ってフテ寝した。