南の島のクリスマス(十年目のラブレター)

   アタシの中で果てた准。
    准の息は荒く重なったまま
      またキスを繰り返す。


どれくらい経ったのか
   全く分からなかった。
    というより考えもしなかった。


 障子の窓から差し込んでいた光がなくなり外は暗くなってた。


准の腕の中で微睡(まどろ)んでいたアタシを一気に現実へと引き戻すスマホの音。


    モンゴル800の着信音は薫。


「薫じゃない?」
「そっ。」


   ーーもしもし…どうかした?
   ーーどうかした、じゃないよ!
     アンタ今どこ?!


   ーー今?
   ーー何ビビってんの?まさかアンタ達…
   ーーないない!
   ーー何も言ってないけど。
     ふーん…そういうこと?


   ーーで、どうしたの?