南の島のクリスマス(十年目のラブレター)

  重ね合わせた唇は震え
   初めてのキスに緊張して
    カチカチと二人とも音を立てたキス。


  唇を離すと荒くなる息の音。
   そしてアタシの太腿に触れた固いモノ。


「抱いてもいい?」


准の言葉にただ(うなず)くだけのアタシ。


「電気消す?」
「明るくしてて…准が見えないと怖い。」
「分かった。」


   寝かされた布団の上から見上げる准の顔。
     そして天井の古い電灯が
   二人の動きに合わせて少しずつ
     揺れる大きさを増して行くのが見えた。


「准、好き?」
「当たり前じゃん。未来は?」
「当たり前じゃん。」