南の島のクリスマス(十年目のラブレター)

 思わず伏せた(まぶた)の奥に残る残像と
   まだ闘っている裸になったアタシを
  裸のまま生春巻きみたいに包み込んだ准。


「どう?」
「…」

「どうって?」
「あったかい?」

「うん…」


夕べ、准が寝たと思われる布団の上にアタシを座らせ抱きしめるとまた騒めき始める小さな心。