南の島のクリスマス(十年目のラブレター)



  10年前も准と恋岩に行くって
   出来もしないことを考えてたんだ。


      あたし…。


  准が居なくなって
   自分の気を(まぎ)らすために
    いっつも准が居るとしたら
    どうしたいかって
     日記に書いてた。


  でも10年前に願ったことが
    ホントになるんだって思うだけで
       眠れない。


    どうしよう…
  明日、早いのに…
    起きれるかなあ…。


     2020.12.18
      AM5:48


「准!おはよーっ!」


 その日、待ち合わせの2時間前の4時には起きていた。というよりウトウトとはしても、あまりの嬉しさで眠れなかったというのが事実。


 そして6時少し前に待ち合わせの浜辺に行くと准はもう来ていて…浜辺でタバコを吸っていた。


  ーーさすが几帳面なA型の准。


そう思いながら手を振る。



「おはよ。見てこれ!」
足元のミニーの長靴を指差す。