あなたの願い、残酷に叶えます。

「山賊からのお礼なんて聞いたことがない。おかしいでしょう?」


そしてまた笑う。


アハハ。


アハハ。


あたしが必死に生き抜こうとしていた時、こいつらはこうやって笑っていたのだ。


あたしと引き換えに得たお金で、笑っていたのだ。


ギリッと奥歯を噛みしめた。


悔しさで全身が熱くて、それなのに震えている。


あたしは猟銃を構えなおし、男の額に焦点を合わせる。


それでも男は笑っていた。


13年間一緒にいたから、あたしが銃を撃てないと思っているのだ。


でも違う。


あたしは変わった。


こいつらが1年経過して化けの皮をはがしたように、あたしも変わった。