あなたの願い、残酷に叶えます。

信じられなかった。


自分の耳を疑った。


女たちはあたしの犠牲のおかげで裕福な生活を送っていたのだ。


あたしは唖然としてその場で後ずさりをしていた。


目の前は真っ白だった。


何も考えられない。


ただただ、胸の奥にポッカリと大きな穴が開いた。


あたしは帰ってくるべきじゃなかった?


必死になって逃げてくるべきじゃなかった?


あのひげ男の言っていたことは事実だったんだ。


あたしの期待はただの妄想。


全部、奇麗事。


気がつけば、奥歯をキツク噛みしめていた。


どうして自分が猟銃を構えているのかも理解していなかった。


あたしはほとんど無意識の状態で猟銃を構え、そして玄関を開けていた。