あなたの願い、残酷に叶えます。

「居場所があるなら、とっくに誰かが迎えに来てるだろうよ」


そうかもしれない。


あたしもずっと迎えを待っていた。


村の人たち全員が農具を持ってやってくれば、あたしは助かるかもしれないと考えた日も数知れない。


だけど来ない。


誰も来ない。


淡い期待はどんどん遠ざかり、手を伸ばしても届かなくなる。


最初から希望なんてなかった?


最初から助けなんて来なかった?


最初から、あたしなんてあの村に必要なかった?


考えて、ブンブンと左右に首をふる。


ダメだ。


また悪い方へ考えてしまう。


こんな山の中にずっと閉じ込められているせいだ。


あたしは正常な判断ができなくなっている。