あなたの願い、残酷に叶えます。

「なぁ、もう14か?」


「はい」


あたしは短く返事をして背筋を伸ばす。


心臓がドクドクと音を立てている。


「お前はまだまだいい女になる。でもかわいそうになぁ。あの村から捨てられて、こんなことになって」


誰のせいだと言ってやりたかった。


お前が一番にあたしに目をつけたくせにと。


「あの村の男が、なんて言ったか教えてやろうか?」


ひげの男はそう言ってニヤリと笑う。


嫌な予感がしてあたしはうつむいた。


聞きたくない。


そう言えればよかったが、そんな反抗的なことを言えばきっと殴られる。


殴られるだけならまだマシかもしれない。


あたしはこの1年山賊とともに過ごして色々なことを見ていた。


彼らに容赦情けは存在しない。


いいと思った女は無理やり連れてくる。


欲しいと思ったものは何でも奪う。


そして、自分たちに逆らう者たちは簡単に殺した。