――……フワっ……。



急に背中に温かい重みを感じて後ろをみると、ノインが後ろから抱きしめている。



「―…無理しなくていいから、自分を自分で追い詰めるのは止めるんだ…―。」



そう言ったノインの腕の中であたしは泣き疲れてすっと眠りに落ちた。




「――…好きだよ、李胡……。」


ノインがそう囁いて頬に軽い口づけされたことなんて知らずに………。