クリスマス前にはいいものが仕上がった。
その試作品は史也くんと2人で食べたりした。
その時間は楽しかった。
そして、迎える今年のクリスマス。
私はミニスカサンタになり、史也くんはトナカイとなり、接客する。
『今宵~、私達が最高のクリスマスをお手伝いさせていただきます』と。
今年もそれは大盛況で。大いに盛り上がった。
無事この日は終わった。
2人で終わったね~って店内を掃除した。
「お前ら、いつもありがとうな。毎年クリスマスなのに仕事してくれて。休んでデートくらいしたいだろうに…」とオーナーは言った。
「…大丈夫ですよ!ボク大好きですし。ここ。 あ、でも片付け終わったので先に失礼しますね!」と史也くんは言って着替えに奥に入っていった。
着替えて出てきた史也くんは私の耳元で『頑張ってね!先輩』と言うと、去っていってしまった。
そんな史也くんの背中を私は少し顔を赤くしながら見送った。
「早く帰ってお前もクリスマスらしいことしなよ?」とオーナーに言われた。
私はそれが辛くなって、奥に逃げ込んだ。
涙が込み上げてきた。
それ見て、追いかけてきてくれたオーナーは私の後ろから
「オレ、なんかヒドイこと言ったか?」と声をかけた。
「違うんです。オーナーは迷惑ですか?私がいるの…」と私が言うと、
「…そんなこと無いよ?てか、むしろオレは嬉しいよ」とオーナーは言いながら、
私に近づいてくる。
そして、優しく後ろから抱き締められた。
大好きなオーナーからのいきなりのバックハグに私は硬直してしまった。
「正直言うとさ、オレはずっとキミに甘えてきた。キミは来る人皆に魔法をかけて笑顔にしていた。けど、オレはそんなキミを笑顔に出来てたんだろうかって思ってさ。クリスマスなのに働かせて、デートとかも出来てないんじゃないかって…だから、その、少し申し訳なく思ってた」とオーナーは言った。
私はそれを聞いてまた、涙が溢れてきた。
私はオーナーの方を振り向かずに想いを伝える決意を固めた。
その試作品は史也くんと2人で食べたりした。
その時間は楽しかった。
そして、迎える今年のクリスマス。
私はミニスカサンタになり、史也くんはトナカイとなり、接客する。
『今宵~、私達が最高のクリスマスをお手伝いさせていただきます』と。
今年もそれは大盛況で。大いに盛り上がった。
無事この日は終わった。
2人で終わったね~って店内を掃除した。
「お前ら、いつもありがとうな。毎年クリスマスなのに仕事してくれて。休んでデートくらいしたいだろうに…」とオーナーは言った。
「…大丈夫ですよ!ボク大好きですし。ここ。 あ、でも片付け終わったので先に失礼しますね!」と史也くんは言って着替えに奥に入っていった。
着替えて出てきた史也くんは私の耳元で『頑張ってね!先輩』と言うと、去っていってしまった。
そんな史也くんの背中を私は少し顔を赤くしながら見送った。
「早く帰ってお前もクリスマスらしいことしなよ?」とオーナーに言われた。
私はそれが辛くなって、奥に逃げ込んだ。
涙が込み上げてきた。
それ見て、追いかけてきてくれたオーナーは私の後ろから
「オレ、なんかヒドイこと言ったか?」と声をかけた。
「違うんです。オーナーは迷惑ですか?私がいるの…」と私が言うと、
「…そんなこと無いよ?てか、むしろオレは嬉しいよ」とオーナーは言いながら、
私に近づいてくる。
そして、優しく後ろから抱き締められた。
大好きなオーナーからのいきなりのバックハグに私は硬直してしまった。
「正直言うとさ、オレはずっとキミに甘えてきた。キミは来る人皆に魔法をかけて笑顔にしていた。けど、オレはそんなキミを笑顔に出来てたんだろうかって思ってさ。クリスマスなのに働かせて、デートとかも出来てないんじゃないかって…だから、その、少し申し訳なく思ってた」とオーナーは言った。
私はそれを聞いてまた、涙が溢れてきた。
私はオーナーの方を振り向かずに想いを伝える決意を固めた。



