独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。




ここまでだったら、天木くんものすごくいいこと言ってくれてる!と思ったんだけど。


「ほら、たとえば陽依ちゃんを狙ってる輩がいるかもしれないしね?」


「ぶっ……!!」


し、しまったぁぁぁ。

またしても水を口に含むタイミング間違えて噴き出しそうになるし……!!


チラッと天木くんを見たら、にこっと笑ってわたしを見てるし!


も、もしかしてさっきの話聞いてなかったよって嘘なんじゃ!?



「もしかしたら、瑞月以外の男が陽依ちゃんのこと気に入って誘惑してるかもね?」


ちょ、ちょちょっ、天木くんぜったい話聞いてたよね!?


あわてて天木くんを止めようと思ったら。



「あれ、陽依ちゃんだ。こんなところで会えるなんて運命かな?」


さらなる嵐が登場。


後ろから聞こえた声に、恐る恐る振り返ってみたら。