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「ひーよなちゃん!!あのね、よかったら今から相沢くん誘って4人で食堂行かない?」
ボーッとしてたら午前の授業が終わって、お昼休み。
幸花ちゃんが天木くんと一緒にお昼に誘ってくれた。
「ごめんね、俺も一緒で。陽依ちゃんが幸花と2人がよかったら俺は遠慮するから言ってね?」
いやいや、天木くんこそ幸花ちゃんと2人でお昼食べたいんじゃ……!?
それこそ、わたしがいないほうが。
「えぇ〜4人でいいよね!?ほら、薫くん、そこで寝てる相沢くん誘って!」
「う、うん。わたしはいいけど……」
チラッと隣を見れば、相変わらず授業中からずっと爆睡中の瑞月くん。
「俺が起こすと瑞月は機嫌悪くなるからね。陽依ちゃんが声かけたほうがよさそうな気がするけど」
「いいの!ほら、わたしは陽依ちゃんと先に食堂行って、席の確保してくるから!ちゃんと相沢くん連れてきてね?」