「僕は性格のことを言ってるんだけどなあ」
「えと、えっと……」
えぇ、なんでかわからないけど、先輩にめちゃくちゃ笑われてるんだけど……!!
「まあ、これから攻略していくしかないのかな?陽依ちゃんって他の女の子と反応が違うから新鮮だなあ」
「せ、先輩……っ、なんか近いです……っ!」
「今さら警戒心発動したところでもう遅いよね」
肩をポンッと軽く押されて、重心がそのまま後ろに倒れていく。
先輩の腕がゆっくり背中に回って、ソファに沈んだわたしの身体をゆっくり抱きとめた。
「あ……の、これは……」
「見てわかんない?押し倒されてるんだよ」
「な、なぜに押し倒されてるんでしょう」
「押し倒す前に脱がしたほうがよかった?」
「ぬ、ぬが……!?」
えっ、ちょっとまって!
脱がすって、何するつもりなの!!

