わたしと同じようにしゃがみ込んで、同じ目線になってた。
びっくりして、思わず顎をグッと引いて、目線をパッと下におとしたら。
「……あれ、もしかして照れてるの？」
「っ、へ？」
フッと笑ったような気がして、両頬を優しく包まれて顔を上げられて。
「……へぇ、すごく可愛いね。顔真っ赤」
「え、あっ……えっと」
「こんな純粋そうな反応してるのに、覗きなんてなかなかいい趣味してるね？」
「ええええっと、す、すみません見るつもりはなくて」
すると、わたしの反応を見てクスクス笑いながら。
「偶然ここに居合わせちゃったんだ？」
「そ、そうです！！」
どうやら、話がきちんとわかってくれる人みたいでよかった！
「そ、それでは、わたしはもうここに用はないので、あとはお2人で楽しんでください！」
やっとこれで解放される！と思って、立ち上がったら。
「……まって」
