独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。




いったい何事?と思って、本棚からひょこっと覗いてみたら大事件。


目の前に、キスしてる男女がいるではないですか。


「ん……っ、久城くん、もっと……っ」

「……いいよ」



いや、しかもものすごく大人なキスをしてるっていうか、身体めちゃくちゃ密着させて、とても見てられない……!!



━━━━と、現在に至るわけで。



今も目の前で繰り広げられるキスシーン。


ど、どどどどうしよう……。

ここで見つかったら気まずいの極みだし、なんかこれだとわたしが覗き見してるみたいだし!


いや、でも先にいたのはわたしだし……!


なんとかバレないように抜け出そうにも、扉のほうに向かうにはこのカップルのキスしてる真横を通らなきゃいけないし……!


絶体絶命……とは、このことですか。