独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。




すぐに自分の手で隠すようにスウェットをクシャッとつかむ。


「……あと、もういっこ」

「ひぇ……っ」


背中にひんやり空気が触れたと同時、またしても瑞月くんの手がスルリと侵入。


え、えっ、今度はなんで服の中に手入れるの……!


さっきまで熱でボケッとしてたのに、今はしっかり意識が戻ってきた。



「……下着、どーしたの」

「ふぇ?」


背中をツーッと指先でなぞられて、少しだけ考える。


お風呂に入ってから、ここまでの記憶が曖昧すぎて思い出そうとしてもなかなか出てこない。


えっと、えっと……服はちゃんと着てる。

あれ、でもいま瑞月くん下着とか言ってた。


すると、瑞月くんの指先がちょうど背中の真ん中でピタッと止まった。


「なんで何もつけてないの」

「な、何も……?」


「キャミソールはちゃんと着てるけど。なか、どーなってんのって」