なんとすごいのが、誕生日まで一緒なの。


お母さん同士も仲がいいとはいえ、同じ日に男の子と女の子が産まれるなんて奇跡〜!とか盛り上がっちゃって。



わたしと瑞月くんの名前だってね。


「陽依」って名前と「瑞月」って名前。

陽依って名前が太陽から1文字取って、瑞月って名前が月が入るようにってつけたらしく。


太陽と月のような、お互いを支えるような、お互いの存在がとても大事って思えるようにって願いを込めたらしい。



小さい頃なんか、いつもいつも『瑞月と陽依はぜっっったい将来結婚するのよね〜』なんて、お母さんと小夜さんたちに言われて。



家族で仲がいいっていうのもあって、とにかく小さい頃から瑞月くんとはほぼ毎日会ってた。



わたしの両親が共働きだから、よく瑞月くんの家にあずけられたり。


そのおかげで小さい頃からさびしい思いはしたことなくて、いつもわたしのそばには瑞月くんがいてくれた。