「あら、それは心配いらないでしょ?瑞月くんと一緒にいればいいじゃない!」


どうやら、もうだいぶ話が先に進んでいるみたいで。


さすがにわたしを1人残していくのは心配みたいで。


そうなると、幼なじみである瑞月くんの出番というわけで。


「瑞月くんの家で泊まってちょうだいね?」


「えぇ!瑞月くんと3日間も一緒にいられるの!?」


「そうよ〜〜。瑞月くんがだーいすきな陽依にとってもうれしいことでしょ〜??」


いつも朝起こしに行くときと、学校でしか瑞月くんと一緒にいられないけど。


3日間だけ、毎日瑞月くんと同じ家で過ごせるなんて、とってもとってもうれしい……!!


「あ〜、でもパパには内緒にしたほうがいいかしらね〜」


「……?どうしてお父さんには内緒なの?」


「まあ、娘を持つ父親として思うことや、心配することがいろいろあるのよ!」


うーん……、いまいちよくわかんない。

とりあえず、お父さんには内緒ということでルンルン気分で準備を進めて。


「えへへっ、瑞月くんとバイバイしなくていいのうれしいなぁ〜」