だけどすぐに瑞月くんが近づいてくるから、結局お互いの距離はゼロ。
後ろから隙間がないくらい抱きついてくる。
この距離感にも、いつまでたっても慣れない。
「ひーよ」
「ひゃぁ……っ」
フッと耳元に軽く息を吹きかけられたせいで変な声が出ちゃう。
「また上の空?俺と一緒にいるのに」
ちょっと拗ねた声。
「……もっとひよも俺だけのことしか考えられなくなればいーのに」
胸元あたりで瑞月くんの手が動いて、部屋着のチャックをジーッとおろす音が聞こえる。
「な、何してるの……っ」
「ひよが俺のことちゃんと考えるよーに、身体に教えようとしてるだけ」
そのまま部屋着の中にスルリと手を入れて、肌に触れてなぞって。
「やっ……ま、って……」
相変わらず触れられるのに慣れなくて、身体をよじったら。
「……あんま動くといろんなとこ触るけど」

