そのまま、親指と人差し指が喉の真ん中あたりに触れて軽くグッと押される。


「んん……っ、」


だんだんと意識がボーッとしてくる。

喉のあたりを少し押されて、さっきよりも苦しく感じるのになんだかその苦しさが心地よくて。


力がどんどん抜けて身体の奥から変な感じがしてくる。



「はぁ……っ、ぅ」

「……とろけた顔して。かわいーね」


やっとキスの嵐が止まって、落ち着いたかと思ったら。


「まさか、これで終わりなわけないでしょ」

「ふぇ……っ?」


瑞月くんがキスだけじゃ満足してくれるわけもなくて。



「ぅ、みつくん……もう……んんっ」

「ダメ。全然足りない」


こんな調子で瑞月くんの彼女がつとまるの……?なんて、思いながらまた甘い時間に溺れていった。