今もベッドを背もたれにして隣に並んで座ってるけど、真横から瑞月くんがギュッと抱きついてくるから身動きが取れないまま。
「え、えっと、みつくん?」
「……ん、なーに」
「こ、これでわたしたちほんとに恋人同士になれた、のかな……っ?」
「……そーだね。まさか、ひよのお父さんがこんなあっさり認めてくれるとは思わなかったけど」
幼なじみでもなくて、仮でもなくて、ちゃんとした彼女になれたなんて。
いまだに信じられないっていうか。
「み、みつくんは、わたしのこと好き、?」
「死ぬほど好きだけど」
「そ、そんなに!?」
「そーだよ。俺さ、これでも結構いろいろ我慢してたけど」
「っ?」
「これからは我慢しないよ。ひよのことたっぷり可愛がって、俺のこともたくさん満足させて」
あっ、どうしよう。
瑞月くんがとっても危険な瞳をしてる。

