それを証拠に、真横に座ってる瑞月くんも、これでもかってくらいびっくりして目を見開いてお父さんを見てるし。
肝心のお父さんは、さっきまで厳しそうな顔をしてたのに今はキョトンとした顔をして。
お母さんは、相変わらず1人で楽しそうにニコニコしてテンション高そうだし。
い、いったいこれはどういうことなの……!?
「なんだなんだ、2人ともそんな驚いた顔をして。というか、瑞月くんもあらたまってどうしたんだ?父さんは、もうてっきり付き合ってると思ってたんだけどな?」
「ちょ、ちょっと待ってお父さん!お父さんは、わたしと瑞月くんが付き合うの反対じゃないの!?」
お母さんから聞いてた話と瑞月くんが気にしてることを総合したら、昔のこと気にして反対しそうな感じだったじゃん……!
「反対どころか大賛成だけどな?それに、陽依はずっと瑞月くんのことが好きだろう?」

