もちろん、動いたっていっても反射的に動いたから、どうやって受け止めたらいいかなんてわからないまま。
とりあえず女の子がケガをしないことを優先に、大きく両手を広げて、なんとか女の子の身体をキャッチ。
これで一安心……なわけなくて。
上から降ってきた人は、いくら子供でもかなりの力が加わって落ちてくるわけだから。
「うわ……っ、きゃぁぁ!!」
さっきの女の子同様に、今度はわたしが落ちそうになって大絶叫。
助けるために手を差し伸べたのに、わたしが落ちちゃって、女の子がケガをしたら元も子もない!
メニュー