放課後。


幸花ちゃんに最近あったことを相談。


いつもなら瑞月くんと帰るところだけど、最近は1人で帰ることが多かったり。


一緒に帰っても沈黙だし。


やっぱり好きって言ったことがダメだったのかなって後悔ばかり。



「はぁ……こんなふうにあからさまに避けられちゃったら落ち込むよぉ……」


「うーん……相沢くんも急にどうしたのかな。あんなに陽依ちゃんだけ溺愛してたのに」


むむむと考え込んでる幸花ちゃん。


「やっぱり瑞月くんにとって、わたしはただの幼なじみでしかなかったのかな」


「それは違うよ!だって、相沢くんほんとに陽依ちゃんのこと大好きで大切にしたいっていうのがわかるもん!」


「でも、瑞月くん好きな子いるし……」


ネガティブ思考炸裂。

そりゃ、何十年も片想いしてた好きな人に告白して返事もらえなかったんだから落ち込むよ。