動揺するわたしを逃さないように、太ももの間に瑞月くんの片足が入ってきて。


後ろは壁で逃げ場なしの、さっきと同じ状況。



「み、みつくん、もう授業始まっちゃうよ」


「そんなのサボればいーでしょ。ひよは早く俺の機嫌直すこと考えなよ」



そのあと1時間。

2人で授業をサボって。



「みつ、くん……っ、もうダメ……っ」

「ダメじゃないって。まだ足りない」


誰にもバレない空き教室で。


何をしてたかは。



「……ひよからもして」

「っ、」


「ほら、俺の機嫌悪いままでいーの?」

「うぅ……っ」


ぜったいに、2人だけのひみつ。