「相沢くんの場合、女のわたしでも容赦なさそうだし嫉妬してそう〜!」
「そ、それは天木くんに言えることだよ!」
天木くんみたいないつもにこにこしてるタイプに限って、怒らせたら誰も止められなさそうだし。
とくに幸花ちゃんのこと大好きすぎて、むしろわたしのほうが2人の時間を奪っちゃってごめんなさいって気分だよ。
「えぇ、薫くんはそんなことないよ〜!」
「いやいや……怒らせたら怖いよ天木くんは」
「それを言うなら相沢くんもだよ〜!」
なんて、話しながら歌いたい曲をジャンジャン入れて。
もう歌えないよってくらい、はしゃぎすぎて時間になった頃には喉がちょっと痛いくらい。