独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。




「んで、なんでこの胡散臭いやつと一緒に勉強することになってるわけ?」


瑞月くんさらっと侮辱しちゃってるよ。

って、今はとりあえずそれはスルーして!


「大谷先生が勝手に決めちゃってて。2週間後に再テストがあって、それで70点以上取らないと夏休み補習になっちゃうわけで」


「教えるの俺じゃダメなの?」


「ど、どうなんだろう。あっ、でもお願いしたら瑞月くんも頭いいから変更してもらえるかも……」


って、2人で喋っていたら。

すぐさま月希先輩が遮ってきた。


「もう決まったことだからいいよね。たった2週間なんだからいいでしょ?それとも、彼氏クン余裕ないの?彼女が少しの間、ほかの男と一緒にいることが」


「……」


「陽依ちゃんの気持ちが絶対的に変わらない自信があるならいいよね、彼氏クン?」