独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。




やっぱりちゃんと話したほうがいいかな。

嘘ついても見破られそうだし。
瑞月くん鋭いから。


「それにしても、久城先輩すごいなぁ。陽依ちゃんに本気になりつつあるのかもしれないねっ」


「えぇ、どうして?」


「だって最近ね、女の子たちみんな落ち込んでるんだよ?久城先輩が全然相手してくれないって。来るもの拒まずだったのに、断ってるらしいの!」


「へ、へぇ」


意外って言ったら失礼かな。

てっきりいまだにいろんな女の人に手出して、遊んでるかと思ったのに。


「それだけ陽依ちゃんに本気かもよって!」

「まさかまさか!!」


「すごいなぁ、相沢くんも強敵ライバルが出現してるから大変だ!」


あれれ。
幸花ちゃんわたしの声聞こえてるかな??


なんて、これがお昼休みの出来事。


結局、放課後どうやって瑞月くんに言おうかって午後の授業にいろいろ考えたんだけど。