声我慢しなきゃいけないし、でもうまく抑えられないし、瑞月くんは愉しんで攻めくるし。


頭がグルグルして、こっちのほうが熱っぽくなりそうでクラクラ気分。


本気になった瑞月くんは、甘いどころか極甘すぎて、止められない。



「……今ひよの弱いとこ攻めたらどーなる?」

イジワルな囁き。

ぜったいダメって首をフルフル横に振る。


「……声、出ちゃう?」

口元を手で覆って、コクコク縦にうなずつく。


「……俺が塞いでてもダメ?」


塞ぐって、キスでってことでしょ?

そんなの余計に声が出るからダメに決まってる。


「……んじゃ、ひよの身体に触るの禁止?」

「ダ、メ……っ」


極力、小さな声で、先生がいるほうに聞こえないように言ったら。


「……ダメって言われるとやりたくなるの、わかる?」

「っ……!」


それから先生が出て行くまでの数十分。

瑞月くんの甘い攻撃は止まることはなくて。


結局、わたしがたくさん我慢して瑞月くんの好き放題にされてしまった。