「逆に俺が動揺してたら店から追い出されるでしょ」

「うっ、そうかもだけど……!ってか、やっぱり早くここ出ようよ……!」


「……なんで。いーじゃん、せっかくだから見ていけば」


「いやいや、瑞月くんと一緒なんて無理だよ……!」


放課後デートみたい♡とか浮かれてた数分前の自分を殴りたいくらいだよ!


もっとオシャレなカフェとか入ればよかったのに……!


「み、瑞月くんぜったい外で待ってたほうがいいよ……!」


「は、なんで。いーじゃん。俺好みのやつ、ひよにつけて欲しいし?」


「んなっ!!!!」


な、なんで瑞月くんのほうが愉しそうなの!?


「真っ白とかいいね」

「み、みつくんの好みは聞いてなぁい!」


「だって、ひよはキャミソール着るの忘れることあるから、あんま派手な色はダメでしょ」


うっ、そこで冷静に分析しないで……!