独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。




「わぁ、このお店可愛いのある!」


最近、全然駅のほうに来ていなくて、お店がガラリと変わってた。


だから、テンションがバーンと上がって、瑞月くんの手を引いてお店の中へ。


「みてみて、みつくん!この部屋着可愛くないかなぁ」


店頭の入り口に飾ってあった、ピンクをベースに可愛いひつじがたくさんデザインされてるもの。


「あっ、でもちょっと子どもっぽいかな」


パッと瑞月くん見たら、スンッとした顔してる。


はっ、しまった。

ついつい、幸花ちゃんとショッピングに来てるテンションで話しかけちゃったけど。



周りをキョロキョロしたら、あきらかにお店のフェミニンな雰囲気に瑞月くんがまったく合ってない、浮いてる!!



「……ひよが着たら可愛いんじゃない?」


瑞月くんが嫌そうだったらすぐに出ようかと思ったけど、一緒にちゃんと見てくれるし、なんなら他のものも手に取ってるし。


「ほら、これとかひよに似合いそう」