「……まあ、ひよが怖がってるなら無理にはしたくないけど」
でもね、不思議と瑞月くんがやってくれたら痛くないんじゃないかと思っちゃう、瑞月くんマジックにかかりそう。
「……とりあえず今は痕だけでいっか」
「あ、と?」
「ちょっと薄くなってるし。もっかいつけるから」
「きゃっ……」
あっという間に体勢逆転。
瑞月くんがわたしを組み敷いた。
「ひよは上に乗るより下のほうがいい?」
「そ、そんなこと聞かれても……っ」
「んじゃ、どっちもありってことにしとく?」
「う……っ」
「まあ、ひよの身体に負担少ないほうがいいね」
と、というか朝からこんなに攻めてこられたら心臓がバクバクでもたないんだけど……!
なのに、暴走瑞月くんはお構いなし。
「……ひよは俺のだって、ちゃんと痕残しておかないとね」

