今日の瑞月くんはやけにストレートで、攻めに攻めてくる。

こんなにグイグイこられたら、やだなんて言えない。


「だ、ダメじゃない……よ」

「じゃあ、俺とひよは今から幼なじみじゃないから」


「う、うん……」


まさか、こんなかたちで瑞月くんと付き合うことになるなんて。

付き合うって言っても仮だけど。



「たくさん可愛がって、俺しか考えられないようにしてあげるから」


どうしちゃったの瑞月くん。

そんな甘い言葉ズラズラ並べて。


おかげで心臓がキュンキュンを超えて、ギュンギュンだよ。



「……付き合うんだから、何してもいいよね」


今まで見たことがないくらい、とっても生き生きした顔してるの。


「幼なじみだからって今までは我慢してたけど」


「……っ？」


「これからは我慢しないよ。ひよが俺のこと欲しがってくれるまで攻めるから」


耳元で甘く囁いて。


「たくさん……甘いことするから覚悟して」