瑞月くんから返ってくる言葉を聞きたくない。
自分で口にしておいて、「そーだね。所詮ただの幼なじみだしね」って返ってくる確率のほうが何倍も高いから。
ここで不安そうな顔して泣きたくないし、かと言ってこの先なんて続けたらいいのかも頭が回らない。
でも、ふと……、幸花ちゃんに言われたことが頭の中をよぎった。
瑞月くん以外の男の子を見るのもありかもって。
いつまでも、わたしが幼なじみとしてそばにいると思ったら大間違いだよって。
少しは瑞月くんが焦ってくれたらいいのに……なんて浅はかな考え。
だったけど。
「わ、わたし彼氏作ることにするから……!」
こうなったら強行突破。
勝手にすればって言われたら、ほんとに勝手にするつもり。
きっと、こんなこと言っても、瑞月くんはなんとも思わない
━━━━━はずだっだのに。
「……ダメだよ。ひよは俺のだから」

