独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。




***


あっという間に家に着いてしまった。


いつもならここでバイバイだけど。


「っ、」


瑞月くんがわたしの手を握ったまま、いっこうに離してくれない。


ジッとこっちを見つめて、何も言ってくれない。


……かと思えば。



「……俺の部屋、来て」


返事をする隙は与えてもらえなくて、いいよって言ってないのに気づいたら家の中に連れて行かれて。



バタンッと瑞月くんの部屋の扉が閉まったと同時。


「……やっとひよと2人になれた」


なんの前触れもなく、後ろから瑞月くんに抱きしめられた。


行動が予測不能。


ほいほいついていっちゃうわたしも単純。



「み、みつくん、怒ってない……の?」

「……逆に聞くけど怒ってないように見える?」


それはつまり怒ってるってことですよね。

ほんとにつかみにくいよ、瑞月くんって。